遺愛女子中学高校(福島基輝校長)は4日、歌でクリスマスの喜びを届ける「クリスマスキャロリング」を函館市内で行った。中学1年~高校3年の298人が幼稚園や教会、病院など市内16カ所を訪問し、ひと足早いクリスマスを祝った。
同校で毎年行っている恒例行事で、参加した生徒はグループに分かれ、各施設で賛美歌やクリスマスソングを披露した。このうち、高校1~3年の生徒57人が訪れたJR函館駅では、駅構内のコンコースに整列し、「きよしこの夜」や「あわてんぼうのサンタクロース」などを歌い上げ、澄んだハーモニーを響かせた。生徒の歌声に聞き入っていた同駅の利用者からは、曲が終わるたびに大きな拍手が送られた。
横浜市から旅行で訪れた長谷川千恵子さん(68)は「寒い中頑張って歌っていた。きれいな歌声に心が穏やかになった」と目を細めていた。(飯尾遼太)