2026年の干支(えと)は「丙午(ひのえうま)」。十二支で「午」(馬)は「行動力」、「スピード」などを意味し「勢いのある勇敢で、独立心が強い」とされる。十干の「丙」は「太陽のような明るさ」、「強い意志」を象徴。「丙午」は「燃え盛るようなエネルギーで道を切り開く」など縁起が良く、前向きの気持ちが湧く年になる。
その馬の年に、日本中央競馬会(JRA)函館競馬場(安田圭治場長)は現在地に移転、開設から130周年を迎える。函館の競馬の始まりは1875(明治8)年、招魂社(現護国神社)の祭典競馬。82(同15)年に海岸町に作られた競馬場でレースが始まり、96(同29)年に現在地に移転した。現存する競馬場として国内最古で、函館山や津軽海峡を一望できるスタンドから毎年6~7月に函館競馬が開催される。
2015年冬、翌年に同競馬場120年や、北海道新幹線開業を迎えることで、地域の競馬場を知ってもらおうとイルミネーションが始まった。今冬は「Starlight Illumination 2025―2026」とし、五稜(ほし)の広場では、シンボルツリーとして高さ約10メートルのメタセコイアの木に、色が変化するイルミネーション約1万8000球を設置している。
ヒノキ科のメタセコイアは中生代から生きることで「生きている化石」と呼ばれる。花言葉は「平和」、「楽しい思い出」。化石植物として現代に残ることで、地域の子どもを見守る存在であることなどが由来する。初夏の風物詩として道内外からファンらを引き付ける競馬の開催のみならず、ポニーなどとの触れ合いで子どもたちを育み、社会福祉事業への貢献として、節目の年に地域密着型競馬場での賑わいが期待される。
イルミネーションはこのほか、長さ約2・5メートルの馬6頭(電球は1頭約200球)が疾走する姿の電飾など施設を華やかに彩っている。点灯は2月28日まで、午後4時から同10時まで。(山崎純一)



