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季節外れのサクラ咲く 毛虫の食害?浅利さん育成の5本狂い咲き

 【七飯】「日本さくらの会」桜守で町緑町在住の浅利政俊さん(93)の自宅に植えられるサクラのうち、浅利さんが育成したクジョウマスラオ(九条益荒男)などが季節外れの花を咲かせた。夏に函館などで大量発生したガの幼虫が葉を食べたことが原因の不時開花現象とみて、浅利さんは地球環境の変化がもたらす生態系への影響を危ぐしている。
 9月29日朝に樹齢30年以上のクジョウマスラオやヘイセイザクラが咲いているのに気付いた。その後7日までにシラユキ、マツマエアカネ、ハナテマリの計5本で花が咲き、木の下には咲かずに落ちた花をヒヨドリなどが蜜を吸いだしていたという。
 庭では8月中旬、初めて外来種の「アメリカシロヒトリ」の幼虫(毛虫)が大量発生し、サクラの葉が食害に遭っていた。浅利さんによると、サクラは春に花が散ると若葉はすぐに次の年の花や果実を作る機能が始まり、8月上旬に花芽を作る。葉で生成される成長ホルモンの作用で花芽は休眠状態となるが、夏のうちに塩害や害虫などの影響で葉が落ちると休眠状態が解除され、9月中旬に涼しくなった日が続いた後に暖かい日が来ると冬から春になったと誤認し、花芽がつぼみに成長して開花するという。
 浅利さんは「根の周りに肥料を与えれば来春の開花に問題はない」とするが、「道内で台風による塩害などで季節外れの開花はあったが、幼虫の食害による影響は初めて」と驚く。「地球温暖化が進むと注目される現象になる。農作物にも及びかねないので、記録をとっていきたい」と話している。(山崎純一)










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