函館公園内の遊園地「こどものくに」(青柳町17)が20日、今季の営業を開始した。春らしい陽気に恵まれた中、大勢の家族連れが足を運び、園内に子どもたちの歓声が広がった。
1956(昭和31)年開園の由緒ある遊園地。現役で稼働中としては国内最古で、国の有形文化財に登録された観覧車などレトロな雰囲気で親しまれている。
この日は午前10時のオープンから家族連れが訪れ、H5系カラーの新幹線や飛行機などの遊具を楽しんだ。札幌市北区から家族6人で訪れた福岡珠南さん(7)は、カエルの遊具「フロッグジャンピング」などに乗り「上がったり下がったりするのが面白かった」と笑顔だった。
ゼネラルマネジャーの加藤大地さん(25)は「今年は新幹線のトンネルを新設し、1日フリーパスをメニューに加えた。少しずつ変わっているこどものくにを楽しんで」と来場を呼び掛けている。
入園無料で、営業は11月下旬まで。時間は平日午前10時半~午後4時半、4月7日までと土日祝、ゴールデンウイーク、夏休み期間中は午前10時~午後5時。遊具は1回350円、8回セット2500円、1日フリーパス2800円。問い合わせは同園(0138・22・5039)へ。(千葉卓陽)