プロ野球・阪神タイガースの18年ぶりとなるセ・リーグ優勝から一夜明けた15日、興奮冷めやらぬ函館のファン団体がビールかけを行い、久しぶりの栄冠を大いに喜んだ。
1986年創立の「函館愛虎会」(本間実成会長)は、2020年まで毎年、タイガースの選手を招いて盛大に新年交礼会を開くなど精力的に活動を続けてきた。15日は函館朝市内の飲食店「めざまし食堂」に、ユニホームを着こんだ約10人のメンバーが集結。長年にわたって会を引っ張り、昨年亡くなった吉田泰仁前会長の写真を店の前に飾った。
18年ぶりの優勝に、本間会長は「待ちましたね。吉田さんも参加したかったと思う」とあいさつ。「優勝おめでとう」の叫びとともに皆でビールをかけあい、喜びを分かち合った。幹事長の富田正明さん(72)は「感無量。ビールがこんなに目にしみるものだとは」と話していた。(千葉卓陽)