• 函館新聞デジタル
    ご購読申込はこちら
  • 動画ニュース
    豪華客船と豪華寝台列車、函館で〝共演〟
  • 2024年春
    人事・本社来訪
  • 4月のプレゼント
    映画鑑賞券
  • 4/19
    函新ウイークリーレビュー
  • 参加者募集
    写真の日プロジェクト
  • 求人情報
    総務経理スタッフ、記者

第1回北のまんが大賞で村瀬さんが準大賞

 道が本年度創設した漫画コンテスト「第1回北のまんが大賞」で、函館市のイラストレーター村瀬修さん(65)の作品「北の縄文」が準大賞に輝いた。成績不振の営業マンが縄文遺跡の発掘に関わっていくストーリー。会社員時代の経験や考古学への関心を反映させ、道内唯一の国宝「中空土偶」(著保内野遺跡出土)にそっくりな土偶も登場するなど、丁寧な描写が評価された。
 北海道の魅力発信や漫画家育成を目的に、昨年7~9月に作品を募集し、全国から55作品が集まった。漫画家いがらしゆみこさんら審査員による選考などで、大賞の道知事賞と準大賞の札幌市長賞など計6点の受賞が1月に決まった。特別賞では木古内町の安齋萌さん(23)の作品が選ばれ、大賞と村瀬さんの作品は3月にホームページ上で公開を予定する。
 村瀬さんは帯広出身で、高校卒業後、菓子メーカーに就職。道内各地を転勤で歩き、函館で勤務していた50歳の時に早期退職した。以来、漫画や絵本などの創作活動を本格的に始め、数多くのコンテストで入賞経験がある。
 今回の受賞作の主人公は成績不振に悩む菓子メーカーの営業員で、遺跡発掘現場との出合いから、仕事にも大きな転機が訪れる-といった話を22ページにまとめた。「素朴で丁寧な描写と暖かみのある作風」と、道と北東北3県が世界遺産登録を目指す縄文をテーマにしたことも評価された。
 村瀬さんは帯広で過ごした小学生の時に縄文土器の破片を見つけたのがきっかけで考古学への関心を持ち続け、「営業員時代も遺跡発掘現場近くを通ると気になってよく見学した。道内各地で遺跡を見てきた」と話す。今回、中空土偶の作画のために市縄文文化交流センターを訪れ、土偶の細密な文様や技術の高さに改めて感心したという。
 村瀬さんは「楽しかった体験ばかりが元になっているので、描いていて面白かった。今後も昭和のにおいを感じるような人情味のある作品を手掛けていきたい」と話している。(今井正一)










      最新記事











      きょうの人生指針/誕生月占い

      函館新聞デジタルとは
      函館新聞 デジタル お申込み
      ご購読申し込み月は無料

      最新ニュース

      アクセスランキング

      1. 函館高等技術専門学院で入学式 30人が技術者へ歩みだす
      2. 傷害容疑で森町の男逮捕
      3. ホテルテトラ、20日に屋上ビアガーデン営業開始
      4. 無免許とひき逃げ容疑で男を逮捕
      5. 函館で桜が開花、過去2番目の早さ 24日満開に
      6. S・イーグル黒星スタート サッカー・カブスリーグU15
      7. エガオが函館産マコンブ粉末を使った粉末調味料4種類発売
      8. ざいだんインフォメーション/屋外スポーツ施設活況
      9. 函館の桜開花、20日予想
      10. 道の駅横綱の里ふくしま ウルフマンと友情パワーで盛り上げ

      函館新聞宅配購読お申込み

      お試し(1週間)もございます。

      フリーマガジン「ハコラク」も毎月お届け

      はこしんフォトサービス
      フォトサービス

      掲載された写真を購入できます

      はこしんバックナンバー
      バックナンバー

      過去3ヵ月以内の函館新聞を購入

      はこしんポスト
      ポスト

      取材依頼・情報提供・お問い合わせ

      国内外の主要ニュース


      クローズアップ


      ニュースカレンダー

      紙面ビューア

      函館新聞紙面

      4月20日の紙面

      SNS公式アカウント

      4月20日のイベント情報

      ※イベント中止および延期となる場合がございますので、詳細は主催者へ直接ご確認頂きますようお願い申し上げます。

      関連サイト