繰り返す、ぎっくり腰・寝違いはどう対処すれば良いの?
2023年の函館は、真夏日日数が23日と、観測史上最多になったことは、皆さんもご記憶に新しいと思います。今年の気象庁の7月速報では、監視海域で、エルニーニョが発生しておらず、今年は真夏日が少なくなりそうですね。このところは運動会や学園祭など、お子様、お孫さんとの行事に参加し、帰宅後に疲れ果てて、そのままお休みされてしまっている方も中にはいらっしゃるかと思います。
運動の前に柔軟体操をして、ケガの予防をすることは皆様意識されていると思いますが、ぎっくり腰予防、けが予防のためには、朝晩の柔軟体操、ベッドの上でできる体操などが効果的です。ラジオ体操でも結構ですので、日々のちょっとした柔軟体操を起床時、就寝前にぜひ行ってください。お近くの整形外科やペインクリニックで、腰痛体操のパンフレットをもらうこともできるかと思います。
ちなみに、そもそも「痛み」は、大きくは「安静時痛」「動作時痛」に分けて評価します。
「安静時痛」は動かないときの自発痛であり、典型的な原因としては、骨折、神経痛、感染があります。そして「動作時痛」には、主に関節の変形・炎症や筋肉のこわばりが原因としてあります。
診察では、診察室への入るときの歩き方から診察が始まり、画像検査、問診、触診などの中で絞り込まれていきます。「ヘルニア」や「腰部脊柱管狭窄症」のほかに、皆さん一度は耳にされたこともある「ぎっくり腰」や、骨盤の高さの痛みであれば場合によっては仙腸関節という骨盤を構成する骨のつなぎ目の炎症などによる痛みの可能性もあります。
痛みの治療には、飲み薬療法、注射療法、リハビリテーション療法などさまざまな治療法があります。
なお、痛みの治療をしつつ原因の検索も行っています。
ご自身の体を一番理解されている皆様の「何かいつもと違う」。この感覚は非常に大事です。悩んだときは整形外科・ペインクリニックで、まず相談してみてください。
略歴
平成18年、岩手医科大学医学部卒業。北海道大学付属病院、JA厚生連帯広厚生病院、旭川医科大学附属病院(麻酔・蘇生学講座)、JA厚生連遠軽厚生病院、函館五稜郭病院勤務を経て、平成26年8月より函館おおむら整形外科病院麻酔科に勤務。令和元年10月より院長に就任。
(ハコラク 2025年9月号掲載)



