- 函館大沼プリンスホテル、七飯町西大沼温泉
白銀の世界に体を放り出すスリルと雪の上で一直線に風を切る爽快感を味わえる。同ホテルのジップラインは2016年夏、道南で初めて敷地内に導入。道外からのリピーターもいて、冬の営業は全国的に珍しく、ガイドの飯田聖子さんが丁寧に指導してくれるため、初心者や体力に自信のない人でも安心して楽しめる。 専用のハーネスと命綱をつけ、練習用のコースで空中での姿勢や着地の感覚をつかんでから本番へ。コースは夏に使う5本のうち1本を使用し、客のレベルや積雪状況に応じて案内する。ジップラインのプランは、雪の上でも埋まらずに歩ける西洋式のかんじき「スノーシュー」を履いての散策がセット。コゲラが木をコツコツとつつく音や鳴き声に耳を澄ませたり、ふかふかの雪にダイブしたりと、北海道の冬を思い切り堪能できる。このほか、スノーシューのみのプラン(約60分)や、そりのレンタルもある。ジップラインは午前10時と午後1時半の2回あり、各回定員1~8人。火・水曜定休。対象は身長120センチ以上、体重25~100キロ。1人3000円(宿泊者は2500円)。防寒着、帽子、防寒靴は持参する。予約は1時間前までに同ホテル(0138・67・1114)へ。