【江差】老舗和菓子店「五勝手屋本舗」(町本町38、小笠原隆社長)は、防犯や交通安全を呼び掛けるオリジナルのしおりを作成し、来店者に配布している。同店の小笠原敏文専務(46)は「犯罪や交通事故のない安全で安心な地域づくりに貢献できれば」と話している。
しおりは、企業が自主的に企画、立案、行動する防犯CSR活動の一環として、同店が江差警察署の助言を受け作成。同店の人気商品「五勝手屋羊羹」の伝統的なデザインに基づき、表面に「特殊詐欺注意」と「交通安全祈願」と記した2種類をそれぞれ2000枚用意した。
このほど同店で行われた配布開始セレモニーには、北海道警察のマスコットキャラクターであるほくとくんも参加。来店者にしおりの大型模型を使ってPRをしていた。
小笠原専務は「このしおりをきっかけに、少しでも特殊詐欺や交通事故が減ってくれればうれしい」と期待を込めていた。
しおりは同店で商品を購入した人に無料で配布される。問い合わせは0139・52・0022。(小川俊之)