函館市青函連絡船記念館摩周丸(若松町)で17日、屋外にある甲板などの塗装工事が行われた。同館スタッフらがファンネル(煙突)マークの「JNR」などを丁寧に彩った。
同館は2月5~26日に、大掛かりな船体外板(がいはん)の塗装工事を函館どつくで行ったが、同館を管理運営するNPO法人語りつぐ青函連絡船の会が普段行う修繕の一環として、凍結のため冬期間閉鎖中に航海甲板などの塗装を手掛けることとしていた。
ファンネルマークは2003年1月の修理で「函館シーポートプラザ」時代に書かれていたマークを「JNR」(日本国有鉄道)の文字にした。摩周丸は20日の営業再開を予定しており同法人は「船の顔ともいえるファンネルマークもきれいにし、来場者を迎えることができる」としている。(山崎純一)