JR北海道は15日、大型連休期間(28日~5月8日)の14日時点の指定席予約状況を発表した。北海道新幹線(新函館北斗―新青森)の予約率は28・8%。新幹線と在来線特急列車を合わせた道内の予約席数は、前年同期比71・1%増の10万5428席となり、開業効果で大幅に増加した。
北海道新幹線の予約席数は7万889席で、前年同期の特急「スーパー白鳥」「白鳥」(函館―新青森)の実績と比較し、2・6倍に増加。期間中は、臨時便3往復6本を含む1日最大16往復32本の列車が運行、提供席数は24万6347席で、前年の在来線と比べて3・2倍となる。
函館―札幌間の特急「スーパー北斗」「北斗」は期間中、最大2往復4本増便し、1日14往復28本運行。本数は前年と比べて8本多く、予約率は25・4%となっている。
JR旅客6社の予約席数の合計は、同7%増の261万席。北海道新幹線の開業効果で全体を押し上げた。
北海道新幹線の混雑のピークは、道南への入り込みが29日、Uターンは5月5日の見込み。同社は「サクラ前線の北上とともに、駆け込みで新幹線の予約率が向上することを期待したい」としている。(山田大輔)