【七飯】2月9、10の両日に大沼国定公園で開かれる「第53回大沼函館雪と氷の祭典」(実行委主催)を前に、結氷した湖面から氷を切り出す作業が25日、始まった。2月上旬までに1700枚を切り出し、氷の滑り台などに使用する。
氷はこの日現在で厚さ約30センチ。今年は順調に気温が下がったため、例年より厚くなるのが早く、予定より前倒しして作業を開始した。
作業は10人が分担。あらかじめ60センチ四方に溝が掘られた表面を電動のこぎりで丁寧に切り出し、専用の氷ばさみで挟んで引き揚げた。作業員は「表面に積もった雪をかくなどの手入れをしっかりしてきた。当日はたくさんの子どもたちに楽しんでほしい」と話していた。
氷は同祭典の目玉、ジャンボ滑り台(全長20メートル)や2月17日にあかまつ公園で開かれる「第8回ななえチビッコ雪まつり」の滑り台に使われる。(稲船優香)