北海道新幹線開業日の26日に、JR函館駅前特設会場で市立函館、函館中部、函館西の各高校書道部員が書道パフォーマンスを披露する。3校の合同練習が13日、市函高で行われ、約4分半の演奏曲に合わせて揮毫(きごう)する文字の大きさや配置、ペース配分を確認。歴史に残る記念日にふさわしい最高のステージとなるよう、部員たちは気持ちを高めている。
パフォーマンスは函館市内での開業記念イベントとなる「つながるニッポン祭り」で行われる。26日正午から開始を予定し、東京発の新幹線を利用した観光客も多く会場を訪れることができる時間帯となる。
本番は縦約2・8メートル、横約7メートルの特大の紙を使用。新幹線開業を市民、観光客と一体となって盛り上げることができる言葉を揮毫する予定。合同練習はこの日が2回目で、3校の部員約20人が参加。本番同様にあいさつから始まり、パフォーマンス、観客に向けて作品を披露する際の動きなど、演奏曲に合わせながら練習を繰り返した。
市立函館(部員9人)の佐々木あいり部長(17)は「本番は楽しんでもらえる躍動感のあるパフォーマンスにしたい。緊張してしまうと思うけれど、自分たちも楽しみたい」と話す。函館中部(8人)の奈良岡蓮美部長(17)は「だんだんと気持ちも入って、いい作品に近づいている。函館のいいところもたくさん見てもらいたい」と話した。
函館西(8人)の平川瑠響(るきな)部長(17)は「めったにない大きなイベント。明るく動きを見せながら全力でパフォーマンスを披露したい」と笑顔を見せていた。(今井正一)