【松前】「松前花の会」(清水猛会長)は11日、公園内のウメの木の剪定(せんてい)作業を行った。枯れ枝や余分な枝を切り取り、きれいな花を咲かせようと汗を流した。
同会は、松前公園の250種1万本のサクラの病虫害の防除などの維持管理作業をはじめ、観光客に対する案内、木札の取り付け、公園の草刈りなどに取り組むボランティア団体。サクラのほかウメの管理も行っている。
この日は午前9時半から会員15人のほか、町職員5人が公園に集まり、脚立や梯子に上がったり、長柄の剪定バサミを使って作業した。松前神社境内にあり、徳川幕府三代将軍家光ゆかりと伝えられる臥龍梅(がりゅうばい)をはじめ、松前城天守閣周辺、桜見本園など、公園内に植栽された約50本を剪定し、午後3時過ぎに作業を終えた。
副会長の佐藤均さんは「ウメの剪定は、たくさんの花をつけさせるためには手を抜けない作業」といい、「木の元気もよく、今年もきれいな花が鑑賞できそうだ」と話す。(神部 造)