【北斗】新函館北斗駅前ビルの竣工記念式典が10日、同ビルで行われた。ビルの建設を進めてきた「北斗開発」(北斗)の境勝則社長らによるテープカットや、同ビルで17日に開業するホテル「ラ・ジェント・プラザ函館北斗」の内覧会が行われた。
式典には境社長の他、ホテルを運営するABアコモ(東京)の阿部裕二社長、高谷寿峰北斗市長ら関係者約60人が出席し神事を執り行った。
式典後、境社長が「構想から2年8カ月、ようやくみなさんにお披露目をすることができた。新駅周辺でのにぎわいづくりの一翼を担いたい」とあいさつ。続いて高谷市長が「駅前に欠かすことのできない施設であるホテルの開業は、北海道新幹線開業に匹敵する大きな出来事で感無量。新幹線効果を持続的なものとしたい」と意気込みを語った。
境、阿部両社長と高谷市長の他、市観光協会の佐々木博史会長、民間都市開発推進機構の高橋忍常務理事、池田達雄北斗市議会議長、宮崎高志市商工会会長がテープカットを行い、ビルの完成を祝った。
ホテルの内覧会では客室やレストラン、大浴場が公開され、同ホテルの小倉哲夫総支配人は「全国から訪れる観光客だけではなく、地元密着で北斗のみなさんにも食事や宴会利用でも満足いただけるよう運営していきたい」と話していた。
ホテルを巡ってはJR北海道が2014年に建設を断念し、地元経済界でつくる北斗開発が市やABアコモと協議し資金調達を行い、建設を進めてきた。(大谷健人)