函館市は、2026年度の函館港への大型クルーズ客船入港回数が75回になると発表した。過去最多を記録する25年度の76回と同様に高水準を維持。26年度も若松、港町両埠頭(ふとう)に世界各国から豪華客船が訪れる。特にプリンセス・クルーズの「ダイヤモンド・プリンセス」通算50回目の寄港を祝う歓迎セレモニーを4月16日に開くほか、商船三井クルーズの新造船「三井オーシャンサクラ」が10月24日にデビュークルーズとしてお目見えする。
市港湾空港振興課によると、近年の入港回数は23年度が47回、24年度が59回、25年度が76回と着実に増加。高水準はトップセールスや海外開催の商談会の積極的な参加、観光名所へのアクセスに優れた若松埠頭の立地条件の評価などが大きな要因という。道内では最も多く、国土交通省が発表する外国船社が運航するクルーズ船の25年(1~12月)の寄港回数でみると全国15位の62回。1位は長崎で194回。
26年度は函館港に国内船11回、外国船64回の計75回が入港する。乗客乗員数は定員19万1156人に対し、約9割の17万8000人を見込む。公開する入港予定以外にも運航会社などの都合で非公表の岸壁予約もある。
初寄港は4月4日にシルバーシー・クルーズの「シルバー・ムーン」をはじめ計10隻のほか、両埠頭にクルーズ客船2隻が係留する貴重な場面を見ることができる同日寄港は同20日など7回。また、郵船クルーズの「飛鳥Ⅲ」が4月27日~同28日に停泊するのに合わせ、市民クルーズを予定。5月10日で引退する商船三井クルーズの「にっぽん丸」が同2日に最後の函館港(若松埠頭)寄港を予定する。
同課は「26年度はにっぽん丸が引退し、新造船の三井オーシャンサクラが初寄港するなど記念すべき年のため、これまで以上に函館港として総力を挙げお出迎えしていきたい」としている。(竹田 亘)



