サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会本選に日本代表が出場を決めた8月31日夜、函館市内でも大型テレビがあるスポーツバーなどで多くの市民が声援を送り、勝利の瞬間は歓喜に包まれた。
パブ「ツインフェザー」(本町17、舘山康宣代表)では午後7時ごろからサポーターでにぎわい、92人の満員状態に。君が代国歌斉唱から気持ちを込めて勝負を見守り、先制点が決まると「ウオー」と大歓声に包まれた。後半は危ない場面の連続で女性の悲鳴が店内に響いた。しかし、ダメ押しの追加点が決まると熱気は最高潮に。
親友と訪れた市内の栄養士、中野里香さん(24)は「多くの人との観戦は最高。明日からの仕事へのパワーをもらった」。教育大函館校の2年、高島啓輔さん(20)は「前半からいい攻めのいい流れだった」、同3年の齋藤治さん(20)もユニフォームを着て声を枯らし「オープン直後の一番乗りで応援した甲斐があった」と話していた。(田中陽介)