国連が定める4月2日の「世界自閉症啓発デー」に合わせ、五稜郭タワーは啓発デーのシンボルカラーである青色にライトアップされた。
この日は道立函館美術館前広場で点灯式が行われ、当事者や家族、支援者ら約100人が集まった。式では自閉症スペクトラムとアスペルガー症候群の当事者が「病気のせいで小さいころから辛い思いをしてきたが、今は支えてくれる理解者のおかげで自分らしく生きることができている」などとメッセージを送った。
続いて行われたカウントダウンでは市立函館高校吹奏楽局によるファンファーレが鳴り響く中、参加者が青色のペンライトを振るとタワーが全面青色に染まり、会場は歓声に包まれた。
啓発デーの関連イベントは、13日まで道南各地で予定されている。イベントについての詳しい内容は実行委(0138・46・0851)へ。(小川俊之)