道南の菓子団体などでつくる「函館スイーツ推進協議会」(若杉充宏会長)はこのほど、函館の菓子文化を紹介する冊子「KA・NO・KA(菓の香)」の第2弾を発行した。函館が持つ菓子作りの歴史や技術などを発信し、「函館スイーツ」のブランド力向上につなげたい考えだ。
今春発行の創刊号に続く第2弾。道南の職人が手掛ける〝冬〟をテーマにした上生菓子や焼き菓子を写真で紹介しているほか、北海道の正月に欠かせないエビやタイなどの縁起物をかたどった和菓子「口取り」の由来にまつわる記事などを掲載している。
B5判オールカラー20ページで、1万部を発行。JR函館駅や元町公園内の観光案内所、函館空港案内カウンター、棒二森屋アネックス館1階などで配布しているほか、郵送にも対応している。
同協議会は「函館が持つ菓子の歴史や素材、ブランド力を生かしながら、スイーツの街として全国に発信していきたい」としている。問い合わせはアキヤマ内の事務局(0138・77・7491)へ。(金子真人)