料理宅配サービス「UberEats(ウーバーイーツ)」が8日、函館市の一部地域でサービスを開始した。対象店舗は約60店でスタートし、新型コロナウイルス禍のフードデリバリー需要に対応する。
ウーバーイーツは2015年12月にカナダ・トロントで始まり、現在世界各国で展開。日本国内では16年9月に東京で、道内では昨年7月に札幌でスタートし、今回、函館と旭川でサービスが始まった。函館では3月25日に料理宅配の「Wolt(ウォルト)」がサービスを開始している。
函館のエリアはおおまかに、五稜郭地区を中心に産業道路(道道函館上磯線)の南側をほぼカバーし、北斗市七重浜駅付近も対応。注文はアプリで受け付け、商品代金のほか、配送手数料(50円~)と10%のサービス手数料がかかり、総額700円未満の注文には手数料(150円)が発生する。
この日は午前9時からサービスを提供。市石川町のイタリアンレストラン、マッタリーナカフェでは配達員が店を訪れ、店舗スタッフから商品を受け取り、配達に向かう姿が見られた。同店のほか、海鮮居酒屋やラーメン、寿司など現在約60店で対応し、ウーバージャパンPR事務局は「今後もエリア拡大に取り組んでいく」としている。(飯尾遼太)