【福島】女性力士が熱戦を繰り広げる福島町恒例の「北海道女だけの相撲大会」(町観光協会主催、函館新聞社など後援)が「母の日」の10日、福島大神宮境内鏡山公園の土俵で開かれた。道内外から参加した女性64人がトーナメント形式で競い合い、「まこデラックス山」こと西山まこさん(31)=知内町出身、東京都在住=が2年ぶり5度目の優勝を果たし、横綱の栄冠に輝いた。
大会は今回で32回目。女性の神様をまつる川濯(かわそ)神社の創建500年を記念して1991年に始まり、毎年母の日に合わせて開催している。
出場者は初戦の結果でA、B両ブロックに分かれて本選に臨み、鋭い立ち合いや豪快な投げ技、土俵際で粘りを見せる白熱の取組を展開。物言いや取り直し、水入りとなる一番もあり、客席から歓声が上がった。
決勝は西山さんと、昨年の優勝者「彩聖丸」こと山内彩聖さん(28)=鹿部町=による横綱経験者同士の対決。この日最多となる59本の懸賞がかかる大一番となり、立ち合いの主導権争いから、西山さんがとっさに繰り出した上手投げに山内さんが手をつき、勝負が決まった。
西山さんには知内町などから駆け付けた親族や友人ら大応援団が声援を送り、退院したばかりの母ひとみさん(59)も観戦。西山さんは「たくさんの応援が力になった。母の日に優勝を届けることができてうれしい」と笑顔を見せ、ひとみさんも「元気をもらいました」と目を細めた。
準優勝の山内さんは「得意の投げ技に持っていこうとして裏目に出た。来年また頑張ります」と雪辱を誓った。3位には「別海龍」こと斎藤結璃さん(26)=七飯町=が入り、「昨年の4位より良い成績を残せてうれしい」と初の3役入りに笑顔を見せた。
Bブロック優勝は「麻炎(あさほむら)」こと鈴木麻理子さん(53)=福島県いわき市=、準優勝は「杉乃山」こと杉谷彩香さん(36)=北斗市=、3位は「岩田」こと岩田智子さん(51)=函館市=だった。(鈴木 潤)



