【札幌】鈴木直道知事は28日の定例記者会見で、新型コロナウイルス対策について、道独自に実施している秋の再拡大防止特別対策を期限の31日で終了し、11月1日から警戒レベルを「ステージ1」に移行すると明らかにした。飲食の場面で要請していた「4人以内」の利用も解除する。
28日の対策本部会議で11月1日以降の対応を決めた。知事は道内の感染状況に関し、24日からは「ステージ2」目安の人口10万人あたりの新規感染者数が2人を下回り、病床使用率は2・2%と今年に入って最も低いと強調した上で「秋の再拡大防止特別対策は31日で予定通り終了し、11月1日からステージ1に移行する」と述べた。ステージ1となるのは昨年10月27日以来。
また、知事は道の観光支援策「新しい旅のスタイル」について、道内を6圏域に分け居住する地域の旅行に限定していたのを、11月1日から圏域設定を解除し、全道で実施するとした。「GoToEat」の食事券では、4人以内としていた店内利用を11月1日から人数制限をなくす。
しかし、知事は冬季を迎えるにあたり「気温が低下し、積雪の時期となると屋内で暖房の使用や、窓を閉めて活動することが増える。屋内での活動増加は感染リスクを高めるので、注意が必要」と訴えた。(山崎大和)