函館市は、地域の食の魅力を発信するサイト「おいしい函館」を新設した。食に関するイベントや地元を代表するシェフ、旬の食材などを一元化して紹介。同時開設のフェイスブックと合わせてコンテンツを随時更新し、全国の美食家らに函館の最新グルメ情報をPRする。
市が進める「食の産業化」推進事業の一環。企画や編集は、市公式観光情報サイト「はこぶら」の運営などを手掛けるシンプルウェイ(阪口あき子社長)に委託した。
「函館『食』ニュース」と題したページでは、来年2月に開催するグルメイベント「はこだてフードフェスタ」の情報などを発信。函館を代表する食材のイカは、漁師のコメントと共にお薦めの食べ方などを伝えている。
料理人名鑑のページでは、スペイン料理店「レストランバスク」の深谷宏治さんと日本中国料理協会函館支部長を務め、函館国際ホテルで腕をふるう木村史能さん、五島軒本店第14代料理長の山本庸子さんを紹介。地元の食材を使った各シェフこだわりのメニューのほか、くじら汁や飯鮨(いずし)、ニシン漬けなど郷土料理も掲載している。
https://gourmet.hakobura.jp/にアクセスして閲覧できる。情報は随時追加、更新する予定で、市経済部経済企画課は「函館の食文化を広く伝え、市民にも食の魅力を再認識してもらうきっかけになれば」としている。(山田大輔)