函館市教委は23日、市有施設に企業が愛称を付ける権利「ネーミングライツ」に関し、函館アリーナが「函館サーモン・まるなまアリーナ」、市民会館が「函館サーモン・まるなまホール」の新たな愛称が決まったと発表した。水産物卸売業のマルナマ古清商店(日乃出町)が販売する特産物を呼び名に含めPRすることで、全国的に知名度を広げる考え。
ネーミングライツは、市の財政運営の一助にするのが狙い。昨年8月にアリーナと市民会館のほか、千代台公園野球場(現在テーオーオーシャンスタジアム函館)など約430施設について募集。両施設を複合し募集した結果、同社が優先交渉権者となっていた。契約金額は年額1000万円(税別)。契約期間は、ともに今年2月1日~2030年3月末。
函館サーモンは、同社が関係機関の協力のもと、養殖事業に挑戦している初の取り組み。荒川博英総務部長は、函館新聞の取材に対し、新愛称に込めた思いを「イカのまちと呼ばれた函館で新たな水産事業を生むため、イカと肩を並べる特産物をつくる。水産と観光を目玉にし、函館の経済を盛り上げる起爆剤にしたい」と説明。「事業を発信するため、函館を代表する施設とともに函館サーモンの知名度を向上させたい」と力を込めた。(竹田 亘)



