人気コミックからテレビアニメ化もされた「転生したらスライムだった件」のラッピング電車が函館市電にも登場した。10月1日から本格運行が始まり、全国で6線目。ファンのみならず、見かけた市民らからも注目を集めている。
同作品は伏瀬さんの同名小説を大手出版社の講談社(東京)がコミカライズし、小説やスピンオフなどを含むシリーズ作品は累計2700万部を突破。テレビアニメ化もされ、来秋には劇場版も公開される。
擬態が得意な主人公のリムルにちなみ、路面電車に擬態し全国行脚しているという。広告主は同社で、函館市電は富山、長崎、福井、高知、東京に続いて6線目。函館を走る電車は水色の車体に、側面は名物のイカを手にするリムルや、「転生したら函館市電だった件」という文字も掲載。五稜郭タワーやラッキーピエロのハンバーガーも描かれている。同社は「作品の世界観を市電でも楽しんでもらえれば」と期待する。(小杉貴洋)