函館市椴法華地区が5月10日に交通死亡事故ゼロ9000日を迎えたのを受け、函館中央署は19日、交通安全啓発に尽力したとして、函館市交通安全指導員会椴法華支部(小市光子支部長)に感謝状を贈呈した。
椴法華地区は旧椴法華村時代の1995年9月18日に、乗用車同士の正面衝突事故で1人が亡くなって以来、交通死亡事故は起きていない。同支部は椴法華地区の子どもたちへの交通マナー教育、街頭指導や見守りなどを通じて、交通安全啓発に尽力してきた。
市椴法華支所で開かれた贈呈式では、同署の上野泰広署長が「次は1万日を目指して、これからもお力添えを」と小市支部長に感謝状を手渡した。小市支部長は「身に余る光栄。地域の人々が明るく笑顔でいられるよう、これからも交通指導を続けたい」と感謝の言葉を述べた。
全道で交通死亡事故ゼロ1位の自治体は19日現在、オホーツク管内西興部村の9271日。道南では上ノ国町の4247日が最長となっている。(神部 造)