【北斗】東京五輪・パラリンピックを前にテロ対策を強化しようと、函館中央署と北斗市は20日、JR新函館北斗駅でテロを想定した合同訓練を行った。
同署と管内の自治体など13機関で構成する「テロ対策東渡島地区パートナーシップ推進会議」の定例会に合わせ開催。約20人が参加した。同駅での実施は2回目。
訓練は、市職員が構内を巡回中、1階の市民交流スペースで黒いバッグの不審物を発見したという想定。職員の110番通報を受け、駆け付けた署員が爆発物の可能性があると判断し、規制線を張って駅の利用客役を避難誘導した。
その後、道警函館方面本部の爆発物処理班が出動。遠隔操作でロボットを使いながら不審物を確認し、防護服を着た警察官がマジックハンドで取り除いた。
同署警備課は「今回の訓練を生かし、テロが発生した際の迅速な対応につなげたい」としている。(山田大輔)