函館地方気象台によると、台風19号の影響で、渡島・桧山地方は13日の朝から昼前をピークに荒れた天気が予想される。海上では非常に強い風が吹き、うねりを伴うしけとなるが、風は陸上、海上ともに注意報級にとどまる見通しだ。
大型で非常に強い台風19号は日本の南を北上し、進路予想では13日午前9時に三陸沖に達し、道南でも影響を受けやすくなる。その後、本道の南東海上で温帯低気圧に変わる見通し。
風は12日午後にかけて徐々に強まり、13日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は海上で20メートル(30メートル)、陸上は奥尻島で18メートル(30メートル)。波の高さは5メートルで渡島ではうねりを伴い、沿岸部では高波への警戒が必要だ。同気象台は「奥尻で突出して強い風が予測される。渡島半島では普段よりは強いが注意報級にとどまる」との見通しを示す。
また、12日正午からの24時間雨量は50~100ミリと予想。函館市内では同日昼ごろから降り始める。同気象台は今後の気象情報に注意を呼び掛けている。(今井正一)