第13回函館歴史文化観光検定(はこだて検定)が4日、北大水産学部で行われた。初級、上級に計233人が参加。歴史、文化、風土などあらゆる函館に関する知識を問う試験に挑戦した。
函館商工会議所の主催。地域の魅力を発信できる人材育成につなげようと、2007年に始まった。前回までに約5200人が受験し、初級に1877人、上級に148人が合格した。
初級は公式テキストから出題され、基本的な知識を択一式で問う内容だが、合格率は過去12回の平均で約44%で、合格ラインの70点以上を取るには広範な勉強が必要。上級は応用知識を問う内容や記述式の問題もあり、合格率は15・6%の難関となっている。
今回は、初級の受験者は前年比14人増の154人、上級は12人減の79人で、ほぼ前年並み。同会議所は「幅広い年代層が受験している。自分の知識を試すため、勉強してきたことを確認するために毎回参加する人も多い」としている。
合格者の受験番号は22日に同会議所のホームページで公表し、12月4日に全受験者に結果を発送する。(今井正一)