【江差、厚沢部】江差著(穴澤勝史署長)はこのほど、コンビニエンスストアでの強盗事件の発生を想定した対応訓練、緊急配備訓練を行った。
南桧山地域コンビニエンスストア等防犯連絡協議会(田村強会長)と合同で、江差町内のローソン江差姥神店で訓練を実施した。
同署の署員が犯人役として店に押し入り、現金を奪って逃走。同協議会の会員らが見学する中、同店の店員は犯人への対応や、駆け付けた警察官に犯人の特徴を伝えるなどした。
また、犯人が車両を使って厚沢部方向に逃走を図ったとして、犯人役を管内の警察官に手配し、車両検問などを行う緊急配備訓練も実施し、厚沢部町鶉の鶉駐在所前で犯人役を確保した。
訓練後、穴澤署長は「コンビニ強盗のような凶悪事件は、組織力で犯人を迅速に検挙することが、住民の安全安心、体感治安の向上に重要。今後も、現場執行力や組織力の向上に努め、地域の安全に貢献していきたい」とし、訓練の現場責任者を務めた同署の竹原将志刑事・生活安全課長は「近年、近隣の市町村でコンビニ強盗が発生している。訓練で従業員の方の安全確保と、犯人への対処能力を高めてもらいたい」と話した。(大谷健人)