函館の新しい親善大使を決める「2018ミスはこだてコンテスト」(函館国際観光コンベンション協会、市主催)が18日、フォーポイントバイシェラトン函館で開かれた。第39代のミスに七飯町の会社員、田中樹里さん(23)と市内の会社員、世永なつきさん(23)が選ばれた。
毎年4月から1年間を任期として、全国各地で行われる観光物産展や観光プロモーション活動のほか、市内では函館港まつりなど、さまざまな場面で函館のPR役を担う。今年は9人の応募があり、1人10分間の自己PRと審査員との質疑による審査が行われた。
結果発表で同協会の渡邉兼一会長は「全員がミスとして選出されても申し分なかった」と講評し、新ミスの2人に認定証や賞金を手渡した。また、第38代ミスの大竹美穂さん、加藤千明さんからミスはこだてのたすきとティアラ、協賛企業などから副賞が贈られた。
受賞について2人は「びっくりしましたが、うれしい」と口をそろえる。オーストラリア生まれの田中さんは日本在住3年目で、日本語の勉強にもなると母が応募。「函館はいい人ばかりでPRしていきたい。まだ知らないこともあるので新しい場所を発見したい」と話す。
世永さんは「バスケットボールをずっとやってきて、(新しいことへの)挑戦することが好き。普段の生活ではできないことをミスの業務を通じて学んでいきたい」とし、観光名所や食の魅力をPRしたいと意気込んでいた。(今井正一)