北海道付近で冬型の気圧配置が強まった影響で、21日の渡島・桧山は未明から早朝にかけて気温が下がった。気象庁の速報値によると各地の最低気温は、長万部氷点下8・5度、今金同5・4度、八雲町熊石同4・7度、厚沢部町鶉同4・5度が今季最低となり、このほかでは北斗(本町地区)同5・7度、八雲町八雲同5・6度、函館同4・8度を観測した。
函館市の大森浜では、津軽海峡の海面で湯気のような水蒸気が立ち上がる「けあらし」が見られた。けあらしは海面水温より気温が低くなり、暖かい水面に冷たい空気が接して発生する。厳冬期になると夜間にも発生する場合がある。(山崎純一)