【松前】行政と高校、企業が連携し、脱炭素分野を担う人材の育成を進めようと町と町教委、松前高校、東急不動産(東京)、東急コミュニティー(同)の5者はこのほど、連携協定を締結した。
協定では、松前高校の卒業生が東急コミュニティーで資格取得や専門的な技能を身に付け、十分な実務経験を積んだ後、町内の脱炭素関連事業者や企業へUターン転職できるよう支援する。この取り組みにより、若者が一度町外に出ても再び松前町に戻り、培った知識や技術を地域に還元する人材循環の仕組みを構築する。
町では生産年齢人口の減少が課題となっており、協定を通じて人材流出の抑制と地域産業の活性化を図る考えだ。今後は、教育と雇用を結び付けた取り組みを本格化させ、持続可能な地域社会の実現を目指す。
締結式は4日に町役場で行い、若佐智弘町長、宮島武司教育長、浜名一博校長、東急コミュニティー北海道支社の北村直樹支社長、東急不動産松前事業所の関口冬樹所長が出席し、協定書に署名した。
若佐町長は「5者が力を合わせ、町全体の脱炭素化を進めるとともに、次世代を担う人材を育成することで、魅力的で持続可能なまちへと成長していくことを期待している」と述べた。
浜名校長は「協定に基づく取り組みが本校の特色として評価されれば、本校に入学したいと考える生徒が増えることにもつながる」と期待を込めた。北村支社長は「協定の趣旨を踏まえ、地域にとって実りのある取り組みとなるよう、責任を持って進めていきたい」と意欲を示した。(鈴木 潤)



