誰もが気軽に足を運べる交流スペース「ふらっとDaimon」が15日、函館市若松町の百貨店棒二森屋アネックス6階にオープンした。カフェや福祉ショップ、さまざまな講座に使えるフロアなどを設けた。今後、一般向けの健康講座なども随時、企画される。
開所式には、棒二森屋の小賀雅彦店長、函館都心商店街振興組合の渡辺良三理事長をはじめ、約100人が出席。工藤寿樹市長は「交流の輪が広がり、居心地が良く、末永く愛される施設になることを期待している」とあいさつ。指定管理者で市内でも介護事業所などを展開するメディカルシャトー(札幌)の佐藤道郎社長は「市民の知恵を借り、声に耳を傾けてサービスを開拓していく」と述べた。
カフェ・軽食ラウンジでの飲食提供、社会福祉法人函館一条による福祉ショップ、北海道メンタル協議会と函館家庭生活カウンセラークラブの活動拠点が設けられた。また、介護制度に精通した職員が常駐し、市民からの相談にも応じる。
交流スペースでは、一般向けにも健康体操講座なども企画されるほか、21日には高齢者大学が開講する。藤原孝史マネジャー(40)は「市民が学べる機会も設けていく。人と人とのつながりを生む施設にしていきたい」と話していた。(今井正一)