北海道付近に引き続き暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、渡島・桧山地方の24日は気温が上がった一方、大気の状態が不安定になったことで曇りや雷雨となる所があった。
最高気温は、北斗市34・5度、松前町34・2度が観測史上最高となったほか、江差町34・3度が今年最高、函館市美原34・4度(過去2位の高さ)で4地点が34度を超えた。ほか、厚沢部町鶉33・5度、八雲町熊石33・1度、今金町33・0度、せたな町32・4度、奥尻町奥尻32・1度、木古内町32・0度が真夏日となった。
また、森町では午後1時10分ごろまでの1時間に8・0ミリの降水量があった。函館市のベイエリア周辺では午後から強い日差しは少なくなったが、どんよりした雲に覆われた中で観光する人の姿が見られた。
環境省と気象庁は24日、渡島・桧山地方で25日、熱中症の危険性が極めて高い気象状況になることが予測されるとして、同日を対象に熱中症警戒アラートを発表した。
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札幌管区気象台は24日、道内の向こう1カ月(26日~9月25日)の天候の見通しを発表した。暖かい空気に覆われやすくなることで平均気温は高くなり、特に9月上旬までは平年よりかなり高くなる見込み。また、気圧の谷や湿った空気の影響を受けやすいことで、降水量は平年並みか多くなり、日照時間は平年並みか少なくなる見込み。(山崎純一)