函館市や青果関連団体でつくる市青果物地方卸売市場活性化対策委員会は、市内や近郊の青果店を紹介する「やおやさんガイドマップ」を初めて制作した。A5判全カラー29ページで5000部を作製。市役所などで配布している。
地域の青果小売店の魅力を発信して販売促進につなげようと、2市4町の31店舗を紹介。各店の写真、地図、創業年、店の売りなどを紹介しているほか、野菜の保存方法や鮮度の見分け方、料理レシピなども掲載している。
市農林水産部企画調整課によると、大手スーパーの進出や農家による直売の人気が高まり、地域の小規模小売店は厳しい状況にあるという。同課は「顔を合わせながら料理や保存の方法を聞いたり、小分け販売に対応してもらえたりできるなど、八百屋さんの良さを知るきっかけにしてもらいたい」としている。
市役所1階の「はこだてiスペース」ほか、各支所ロビー、北斗市役所、七飯町役場、渡島総合振興局などでも配布している。(金子真人)