函館青年会議所(横田貴之理事長)は20日、函館アリーナで、プロ野球日本ハムファイターズの元選手、稲葉篤紀さんの講演会を開いた同会議所の創立65周年記念事業として実施約1800人が来場し、稲葉さんの選手時代のエピソードや北海道への熱い思いに耳を傾けた
横田理事長は「多くの皆さまに支えられ65周年を迎えることができたこれからも地域の皆さまと一体となって未来を見据えた運動を続けていきたい」とあいさつ
稲葉さんは「夢に向かって全力疾走」と題して講演日ハムでの10年間の選手生活を振り返り「調子が悪いときは下を向いてしまいがちだが、北海道の青々とした空を見上げて気持ちを切り替えられた」と語った
また、来場した子どもたちに対し「一生懸命にやっていれば結果が出なくてもその姿を見ている人が必ずいる最後まで諦めないで頑張ったことは必ず将来につながる」と伝えた
講演後に設けられた質問コーナーでは、女性の来場者から「どうしてそんなに爽やかなのですか」などのユニークな質問も飛び出し、会場は盛り上がった
函館市の野球少年団、鍛神ベースボールクラブに所属する花田壱颯君(8)は「一生懸命頑張って稲葉さんのように活躍できるようになりたい」と話していた(金子真人)