函館都心商店街振興組合(渡辺良三理事長)が8月から進めていた函館駅前通のアーケードの撤去作業が3日夜、終了した予定より4日ほど早く、各店舗との接合部の補修や信号機の移設などの作業を残すのみとなったこれまでアーケードに隠れていた店舗2階部分や看板などが見渡せるようになった
市中心市街地活性化基本計画の駅前通再整備の一環1977~78年に設置されたアーケードは鉄製の上屋が老朽化し、維持や補修費もかかるため撤去を決めた作業は8月6日に始まり、当初は9月7日の撤去終了を予定していた
3日夜は8月末で閉店した旧ケンタッキーフライドチキン函館駅前店前に残っていた部分を撤去一部店舗は接合部の補修も進められている松風町方向からJR函館駅舎が見えるようになり、撤去前よりも道路幅が広くなった印象を与えている
市経済部中心市街地再生担当は「通り全体が明るくなったとの声が寄せられている」とする一方で、夜間照明の役割を果たしていたアーケードの蛍光灯がなくなったため、道路管理者の函館開発建設部は今月中旬以降、仮設照明の設置を進める方針という(今井正一)