来年3月の北海道新幹線開業を見据え、函館、北斗、七飯の2市1町は1日から2カ月間、さいたま市JR大宮駅近くのパレスホテル大宮(海保邦男総支配人、204室)で、観光や物産のPRを行うホテルに入居するレストランなどに食材を提供するほか、客室に3市町の観光パンフレットを置く新幹線での来道客が大きく見込める埼玉で、道南の魅力をアピールしたい考えだ
同ホテルが毎年秋に開催している「北海道フェア」(9月1日~10月31日)に合わせて実施ホテル内のレストランやラウンジなど6店舗で、函館のイカや乳製品、北斗のワカメ、七飯のリンゴやワインなどを使ってもらい、利用客に道南の食の魅力を発信する
昨年10月、道南の魅力を紹介するイベント「函館・みなみ北海道グルメパーク」が同ホテル周辺で行われた際、七飯町の担当者が、同ホテルの洋食レストラン統括料理長、毛塚智之さんに道南の食材を使ってもらうよう打診今年7月には、毛利さんが道南を訪れ、2日間かけて3市町の生産者や市場などを回り、今回使用する食材を選んだ
七飯町商工観光課の山口快さんは「新幹線でつながる大宮は羽田空港からも遠く、新幹線誘客の重要なターゲットとしている今後も近隣の自治体と連携したPR活動に力を入れていきたい」と話している(金子真人)