函館市出身の大道芸人で創作舞踊家のギリヤーク尼ヶ崎さん(85)が23日、千代台公園陸上競技場(千代台町22)で開かれた「第20回ざいだんフェスティバル」(実行委主催)に登場し、青空大道芸「魂の舞」を披露した
会場に現れたギリヤークさんは、約100人の観客から拍手で迎えられたその場で装束をまとうと、長年得意としてきた「じょんがら一代」「よされ節」「念仏じょんがら」など3つの踊りを披露した「念仏じょんがら」は水をかぶり、東日本大震災の被災者へ鎮魂の祈りを込めて踊った「芸歴50年となる88歳まで踊り続けますどうか応援を」とギリヤークさんが呼びかけると観客は盛んな拍手で応じたまたギリヤークさんの鬼気迫る演舞に対し、投げ銭が飛び交った
ギリヤークさんの演舞を初めて体験したという函館市の藤島智子さん(51)は「踊りを通じて愛のある方だと感じた真心を込めた祈りを見せてもらった」と感心していた(半澤孝平)