来春小学校に入学する新1年生向けのランドセル商戦が、函館市内で熱を帯びている百貨店やスーパーなどでは、例年より1カ月程度早い6、7月に売り場を設置夏休みから9月の連休期間までをピークとみて、性能やデザインにこだわった一押し商品を並べており、7月に発売されたプレミアム付き商品券や子育てサポート商品券を活用した需要を狙う
イトーヨーカドー函館店(美原1)は、6月上旬に特設コーナーを開設売り場には約200点の商品が並ぶ売れ筋の価格帯は6万円前後で、男子はスポーツメーカーのモデル、女子はラベンダーカラーで刺しゅう入りのアイテムが人気という担当者は「売り上げは前年と比べて約2・5倍プレミアム付き商品券を使って購入する客も多い」と話す
棒二森屋(若松町17)は6月中旬から、売り場に約70種類のアイテムを展示色やデザインを自由に組み合わせられるオーダーメイド商品が人気で、ファッション感覚で自分用に買う外国人客もいるという
同店は「ランドセルアドバイザー」を3人配置ニーズを細かく聞き取り、児童の体格に合った商品を提案しているまた、11月末までに購入すると最大20%割引になるサービスを実施しており、担当者は「子育てサポート商品券が家庭に届き始めているようなので、これから動きが本格化するのでは」とみている
家具販売のニトリ函館店(美原2)は7月17日から売り場を設け、2~4万円台の3種類の価格帯の商品を販売一定額以上のランドセルと学習机をセットで購入すると、最大7000ポイントを進呈するキャンペーンを展開中で、担当者は「パール系の色が今年のトレンド」としている(山田大輔)