【北斗】29日午前10時15分ごろ、北斗市峩朗の峩朗鉱山の敷地内の側溝に同市谷好2、会社員、佐藤良彦さん(38)が転落、土管の中を伝って下流の沈殿池に流された。佐藤さんは消防のダイバーに救助され、函館市内の病院に運ばれたが、午後3時50分ごろ、死亡が確認された。
同署などによると、佐藤さんは同僚の男性と2人で深さ約50センチ、幅60センチの側溝に詰まった泥の除去作業中、何らかの原因で側溝に転落し、土管の中に流されたという。太平洋セメント上磯工場の女性職員が「男性が側溝に流された」と119番通報した。
土管は直径60センチ、長さ約15メートルで、同署と南渡島消防事務組合が土管の内部を中心に捜索し、同2時半ごろ、ダイバーが約15メートル先の沈殿池の中で佐藤さんを発見した。
同工場によると、28日からの大雨の影響で側溝は増水していたという。同署などが転落した原因や状況などを詳しく調べている。