【北斗】かやぶき屋根の古民家で子どもたちを受け入れ、自然に親しむさまざまな活動を体験させる「多世代型放課後クラブ『かやぶきの家まねきや』」がこのほど、北斗市市渡460にオープンした。子どもたちの放課後を有意義に過ごしてもらおうと、代表の藤吉大志さんら有志が開設し、「多世代の人との関わりを大切にしながら自分で考え行動できる子どもたちを育てたい」としている。
古民家は1910(明治43)年に建てられた木造平屋建ての農家住宅で、45(昭和20)年から90(平成2)年までは地域の雑貨店「まねきや」として親しまれていた。藤吉代表らは所有者から2月に古民家を借り受け、準備期間を経て4月1日から活動を本格化させた。
受け入れは6~18歳を対象とした登録制で、現在小学生7人が入会。クラブの活動では、古民家の再生に取り組みながら周辺の豊かな自然を生かしたプログラムを実践する。これまで近隣農家の農作業体験や山菜採りなどを行い、食事やおやつも自分たちで採取した食材を使い、スタッフの手料理を提供する。「遊びの延長でいろいろなことを学べる活動をしていきたい。自分の思う幸せを自分の力で獲得できる大人になってほしい」と藤吉代表。将来的にはフリースクールの運営にも意欲を見せる。
開設日は学校のある平日が放課後から午後7時まで。土曜日は午前8時半~午後7時。学校休業日は午前8時~午後7時。日曜、祝日休み。初回登録料として2000円、利用料は月額2万円のほかに送迎費や保険料、おやつ代などかかる。
問い合わせは同クラブ(090・1389・0118)へ。(鈴木 潤)