道南の小中学校、高校の多くで8日、入学式が開かれた。函館市内では、新設校の函館西高校、大森浜小学校、閉校した亀尾小と統合した上湯川小学校で新たな船出を迎えた。各校には新入生が意気揚々と初登校し、在校生や保護者らに温かく迎え入れられた。(北川隼夢、小杉貴洋)
函館西高 目標に向かい努力誓う
〇…函館西高校と函館稜北高校の統合校「函館西高校」(佐藤裕之校長)では、新入生240人が高校生としての一歩を踏み出した。
保護者らに大きな拍手で迎えられながら、緊張の面持ちで体育館に入場。担任の先生から名前を読み上げられると、力強い返事をし、入学が許可された。佐藤校長は「夢の実現に向けてチャレンジし、大切な高校生活を有意義なものにしてほしい。本校でしか味わえない『西高ライフ』を楽しんで」と激励の言葉を送った。
新入生を代表して青木桜さんは「積極的に学習や部活動、学校行事に取り組み、各自の目標に向かって3年間努力します」と宣誓した。最後に藤島尚子教頭が、統合2校の生徒らが考案した校章や校歌を紹介。吹奏楽局が演奏と斉唱で新入生を歓迎した。
函館大森浜小 1期生元気に初登校
〇…千代ケ岱、高盛、金堀の3校の統合校として今春誕生した「大森浜小学校」(紺野克典校長)では、記念すべき1期生となる79人の1年生が、真新しいランドセルを背負って元気に初登校した。
大きな拍手の中で迎え入れられた新入生。紺野校長は学校生活で頑張ってほしい3つのことを挙げながら、「大森浜小学校は皆さんと同じくピカピカの1年生。待ってました。入学おめでとう」とあいさつ。新入生は「ありがとうございます」と元気に答えていた。
学級担任、養護教諭が紹介され、2年生が歓迎の意味を込めて新設校の校歌を斉唱して祝った。新入生の小原瑞紀君(6)は「算数と国語、体育ならドッジボールを頑張りたい。学習発表会も楽しみ」と話していた。