今季から米大リーグ、ロサンゼルス・ドジャースでプレーする大谷翔平選手が全国の小学校に寄贈したグローブが11日、函館や桧山地域などに相次いで届いた。各自治体では3学期の始業式以降、子どもたちにお披露目される。
函館市教委には、市内の小学校にプレゼントする117個分が到着した。始業式を行う15日までに届けるため、市教委職員が配送作業に汗を流した。
届いたのは右利き用78個、左利き用39個。市内の市立小学校と義務教育学校の計39校にそれぞれ送る。
大谷選手からのグローブは桧山南部4町の教育委員会にも同日午前に届いた。このうち厚沢部町では、厚沢部・鶉・館の各小学校3校分のグローブが学校ごとに梱包され到着。1校につき、右利き用の10と11インチのグローブ、左利き用の11インチグローブが各1個ずつと、「野球しようぜ」と子どもたちに宛てたメッセージが入っていた。
町教委では、17日の始業式までに各校に届ける予定で、厚沢部小では高野政人教育長が始業式で、子どもたちに手渡すことで調整している。高野教育長は「寄贈いただき大変ありがたい。子どもたちに使ってもらい、第2の大谷選手を目指してほしい」と話している。(竹田 亘、入江智一)