遺愛学院は23、24日の両日午前10時から、同学院内の「旧宣教師館(ホワイトハウス)」を一般公開する。24日正午からは現在改修工事が行われている同学院の本館内部も特別に公開する。
「ホワイトハウス」は同学院の創設当時の宣教師が生活していた住居で、今年で築111年の歴史を持つ。2001年に国の重要文化財に指定され、毎年この時期に一般公開している。西洋風建築の建物内部には和室のほか、ベッドやタイプライターなどがあり、当時の様子をそのまま残している。
23、24日の両日は午後1時15分から施設内で同校音楽部の合唱コンサートを開催するほか、同校生徒による内部の案内やアイスコーヒーの振る舞いがある。
24日に公開する同学院本館は創設当時の状態への復元を目指し、改修中で床板はすでに剥がされ、工事が進んでいる。2024年度内に完成予定で、内部の見学ができる貴重な機会となる。同校英語科3年の中川愛さん(18)は「生徒も案内スタッフとして参加するので、気軽に声をかけてほしい」と来場を呼び掛けている。
ホワイトハウスの一般公開は両日午前10時~午後2時。本館は24日正午~午後2時。入場無料。見学の際は正門近くの守衛に声をかける。(飯尾遼太)