北海道・北東北の縄文遺跡群の世界文化遺産登録を後押しする各種団体が企画を持ち寄ったイベント「ドキ!ドキ!縄文エキスポ」が10日、はこだてみらい館(函館市若松町、キラリス函館3階)で始まった。
同館や渡島総合振興局、縄文に関わる関係5団体などが連携し開催。館内には道内唯一の国宝、中空土偶の模型や実際の出土品、縄文遺跡群に関するパネルなどが並ぶほか、縄文時代の衣服を体験できるコーナーや顔はめパネル、縄文に関する紙芝居映像など館内全体が縄文一色に。
初日に行われた「勾玉作り」講座には約100人が参加。函館あさひ小学校3年の亀田凌功くん(8)は「削るのが難しかった。(展示を見て)どんな土器が見つかったのかがわかった」と話す。同講座は25日も追加開催の予定。このほか、「縄文時代の方法で石に穴をあけてみよう」(24日)、「ステンドグラスでカックー・サンキャッチャー制作体験」(25日)など体験講座が盛りだくさん。体験コーナーの種類や日時、参加費などは同館ホームページに掲載している。
24、25日の両日は記念品が当たる「JOMONハロウィンスタンプラリー」なども。同館スタッフの桑村詩音さん(29)は「縄文文化に触れるきっかけとなれば。イベントがたくさんあるのでぜひ体験して」と来場を呼び掛ける。
問い合わせは同館(0138・26・6000)へ。(伊藤 尚)