【江差】1カ月間にわたり冬の江差を彩る「第35回江差たば風の祭典」(江差観光コンベンション協会、実行委主催)が1日、開幕した。初日は「第20回冬 江差“美味百彩(びみひゃくさい)”なべまつり」が町文化会館で始まり、町内外から17店舗・団体が出店し、味自慢の鍋料理を提供。大勢の来場者が食べ比べを楽しんだ。
開会式で、照井誉之介町長が「1杯でも2杯でも多く食べて、江差の味の魅力を感じてもらえたら」とあいさつ。会場には、昨年の「N-1(ナベワン)グランプリ」を獲得した居酒屋江差会館の「江差の浜なべ」や初参加のギルドエンデバー(乙部町)の「ゴッコピリ辛鍋水餃子入」、北海道江差観光みらい機構の「江差のニシン汁」など個性的なメニューが並んだ。
江差地方の郷土菓子「こうれん」が入った「こうれん鍋」を食べた町越前町の畑知子さん(67)は「毎年この鍋が楽しみで来ている。こうれんのモチモチとした食感が良く、だしが利いていて、おいしい」と話していた。
なべまつり最終日の2日は午前11時~午後2時。札幌よしもと「しろっぷ」お笑いステージなどのイベントのほか、来場者の投票で順位を決める、第10回N―1グランプリの結果発表を行う。鍋料理は4枚つづり1200円の共通鍋券(当日発売)で。たば風の祭典は29日まで。問い合わせは同協会(0139・52・4815)へ。(入江智一)