函館市の元町公園などで5日から開かれた「はこだて国際民俗芸術祭」(ワールズ・ミート・ジャパン主催)が9日、最終日を迎えた。会期中は5日間とも好天に恵まれ、市内外から大勢の観客が訪れ、にぎわいを見せた。
5日間開催となった今回は、国内外からアーティスト24組が参加。会場内6ステージで大道芸や民俗音楽を展開し、来場者は手拍子をとるなどして全身で楽しんだ。同時開催の「もぐもぐフェスティバル(もぐフェス)」も、カレーやサモサなど海外の味が並び、客足を誘っていた。閉会セレモニーでは出演アーティストがステージに勢ぞろいして名残を惜しんだ。
岩手県二戸市の自営業、五日市綾子さん(43)は夫の公務員、知之さん(42)と3回目の来場。今回は長女の彩来ちゃん(10カ月)も一緒にイベントを満喫した。「海を臨むロケーションで、おいしい料理を味わいながら世界の音楽や芸能を楽しむのはとてもぜいたくな時間だった。来年も来ます」と話していた。(神部 造)