ロックバンドGLAYのボーカルTERUさんと、親交のある建築家・現代美術家TAKUMIさん(東京)、函館在住の画家SHURIさん(本名・藤倉朱里)の合同絵画展「THREE COLORS EXHIBITION」が、8日から14日まで函館ヒストリープラザ(末広町)で開かれる。7日に取材会を行い、TERUさんは「函館を盛り上げる3人の作品を見てほしい」と呼び掛けた。
TERUさんが昨年春、TAKUMIさんの作品を見て自身でも描くようになり、今年6月に開いた個展でTAKUMIさんが会場設営したことや、その時にTERUさんとSHURIさんの縁が生まれ、開催を企画。海に近い場所を選んだという。
TERUさんは富士山を独特の青色で表現するなど青を基調とした23点を出展。「音楽活動中に、仲間のおかげで真剣に描いた作品。時間のない中『やればできる』という驚きを感じてほしい」と話す。16点を紹介するTAKUMIさんは「普段は絵でエネルギーを発散するが、自然豊かな函館の落ち着いた表現もある。ここでしか生まれない作品を見てほしい」、キリンや自分の感情をイメージした51点を出したSHURIさんは「自由に描けることを感じてほしい」と話す。互いのコラボレーションもあり「魂のぶつかり合いもあるが、楽しんで描いたので楽しんで見てほしい」とTAKUMIさん。
TERUさんは今後、出展人数を増やし「函館ビエンナーレ」構想を抱く。「アートを通じて函館を愛してくれる人が集まってくれれば。自分がハブ(=中心)になってそんな空間を作りたい」と意欲を語った。
入場は各日午前10時から午後6時まで9回に分け、各回45分間で入れ替え制。チケットは2000円。11、12日以外は当日券を用意する時間もある。チケットについては公式ホームページを参照。TERUさんは8~14日、あうん堂(松風町)でも個展の第2弾「万里一空」を開く。チケットはローソンチケットで取り扱い中。(山崎純一)